スフェーンの組成
- 分類:ケイ酸塩鉱物
- 組成:CaTiSiO5
- 結晶系:単斜晶系
- 色:黄、緑、赤、褐色など
- 光沢:金剛(樹脂)光沢
- モース硬度:5-5.5
- 比重:3.52-3.54
スフェーンの特徴
スフェーン(和名はくさび石)は、チタンを含むケイ酸塩鉱物の一種です。
国際鉱物協会(International Mineralogical Association)は、1982年、この鉱物の名称を「チタナイト」(titanite/チタン石)に統一するという決定を下しましたが、特に宝石を指し示す場合は、従来より慣れ親しんだ「スフェーン」という言葉が用いられます。ちなみにスフェーンの英名は、ギリシア語でくさびを表す「sphenos」に由来しています。
スフェーン(くさび石)は内部に含まれる鉄、アルミニウム、マンガン、クロム、セリウム、イットリウムなどの微量な不純物により様々な色を示します。代表的な色は半透明の赤茶色、グレー、黄色、緑、赤などです。またしばしばカルシウムがトリウム(thorium)と置き換わることもあります。
スフェーン(くさび石)の主な産地はパキスタン、イタリア、ロシア、中国、スイス、ブラジル、マダガスカル、オーストリア、カナダ、アメリカのニューヨークやカリフォルニアなどです。
工業的には二酸化チタンの素材として使われ、塗料や顔料となります。また宝石としては青緑色のものが多く、ダイヤモンドさえもしのぐ分散度(0.051/ダイヤモンドは0.044)をもつため、肉眼では非常にきらびやかに輝いて見えるのも特徴です。
国際鉱物協会(International Mineralogical Association)は、1982年、この鉱物の名称を「チタナイト」(titanite/チタン石)に統一するという決定を下しましたが、特に宝石を指し示す場合は、従来より慣れ親しんだ「スフェーン」という言葉が用いられます。ちなみにスフェーンの英名は、ギリシア語でくさびを表す「sphenos」に由来しています。
スフェーン(くさび石)は内部に含まれる鉄、アルミニウム、マンガン、クロム、セリウム、イットリウムなどの微量な不純物により様々な色を示します。代表的な色は半透明の赤茶色、グレー、黄色、緑、赤などです。またしばしばカルシウムがトリウム(thorium)と置き換わることもあります。
スフェーン(くさび石)の主な産地はパキスタン、イタリア、ロシア、中国、スイス、ブラジル、マダガスカル、オーストリア、カナダ、アメリカのニューヨークやカリフォルニアなどです。
工業的には二酸化チタンの素材として使われ、塗料や顔料となります。また宝石としては青緑色のものが多く、ダイヤモンドさえもしのぐ分散度(0.051/ダイヤモンドは0.044)をもつため、肉眼では非常にきらびやかに輝いて見えるのも特徴です。
スフェーンの動画
以下でご紹介するのはマダガスカル産・スフェーンの動画です。スペックは7.46カラット/14 x 9 x7mmです。ちなみに解説中の英語では「スフィーン」と発音されます。