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ネフライト

 宝石の内「ネフライト」について、組成・特徴・歴史・産地などを写真や動画を交えて解説します。

ネフライトの組成

ネフライトの外観写真
  • 分類:ケイ酸塩鉱物
  • 組成:Ca2(Mg,Fe)5Si8O22(OH)2
  • 結晶系:単斜晶系
  • 色:無色、白、緑
  • 光沢:-
  • モース硬度:6
  • 比重:3
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ネフライトの特徴

 ネフライト(和名は軟玉-なんぎょく)は、透閃石(とうせんせき)-緑閃石(りょくせんせき)系角閃石(かくせんせき)の緻密な集合体です。
カワセミの羽の色  日本では、軟玉と硬玉(こうぎょく/翡翠輝石 or ジェダイト)を合わせて「翡翠」(ひすい/ジェード)と総称します。翡翠とは本来は「カワセミ」の意味で、白と緑の混じった最高級の軟玉の色合いが、ちょうどカワセミの羽根に似ていることから名づけられました。分かりやすく言うと、日本では翡翠の亜種として硬玉と軟玉があるのに対し、欧米ではジェードの亜種としてジェダイトとネフライトがあるという対応関係になります。
 中国においては、古くから玉(ぎょく)と呼ばれて珍重されており、ネフライトの高級品は「和田玉」(ほーたんぎょく)とされ、その中でも最高級品は「羊脂玉-やんしーゆー」と呼ばれ、珍重されます。
 ネフライト(軟玉)の名は、腎臓を意味する「Nephros」と鉱物を意味する「-ite」からきており、「腎臓の石」を意味ます。これはかつて中南米で、石が腎臓の治療に使われていたことから、スペイン人が名づけたと言われています。
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ネフライトの動画

 以下でご紹介するのは、新疆ウイグル地区産・通称「羊脂玉」(やんゆーしー)と呼ばれる白いネフライトの画像集です。
元動画は⇒こちら
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