ジェダイトの組成
- 分類:ケイ酸塩鉱物
- 組成:NaAlSi2O6
- 結晶系:単斜晶系
- 色:白~薄緑
- 光沢:ガラス光沢
- モース硬度:7
- 比重:3.3
ジェダイトの特徴
ジェダイト(和名は翡翠輝石-ひすいきせき)は、輝石グループ(pyroxene groupe)に属する鉱物です。
日本では、ジェダイド(硬玉)とネフライト(軟玉-なんぎょく)とを合わせてジェード(翡翠-ひすい)と総称します。軟玉は硬玉よりわずかばかり硬度が低いことから名づけられました。なお、ジェダイトは「本翡翠」(ほんひすい)と呼ばれることもあります。
ジェダイト(硬玉)は古くから中国の工芸品として広く使われており、日本では産出量が極めて少ないため高価で取引されています。
ジェダイト内部のアルミニウム が鉄に置換すると「エジリン」(aegirine/錐輝石-きりきせき)、クロムに置換すると「コスモクロア輝石」(kosmochlor)というものに変化します。また、輝石グループの中で、ジェダイトとオージャイト(augite/普通輝石)の両者を豊富に有するものを特に「オンファサイト」(omphasite/緑輝石)と呼ぶこともあります。
ジェダイトは高圧と比較的低い温度環境の下で生成されますが、地殻を構成する主成分であるアルバイト(albite/曹長石-そうちょうせき)が高圧環境で分解され、クリスタルとジェダイトを形成すると考えられています。
日本では、ジェダイド(硬玉)とネフライト(軟玉-なんぎょく)とを合わせてジェード(翡翠-ひすい)と総称します。軟玉は硬玉よりわずかばかり硬度が低いことから名づけられました。なお、ジェダイトは「本翡翠」(ほんひすい)と呼ばれることもあります。
ジェダイト(硬玉)は古くから中国の工芸品として広く使われており、日本では産出量が極めて少ないため高価で取引されています。
ジェダイト内部のアルミニウム が鉄に置換すると「エジリン」(aegirine/錐輝石-きりきせき)、クロムに置換すると「コスモクロア輝石」(kosmochlor)というものに変化します。また、輝石グループの中で、ジェダイトとオージャイト(augite/普通輝石)の両者を豊富に有するものを特に「オンファサイト」(omphasite/緑輝石)と呼ぶこともあります。
ジェダイトは高圧と比較的低い温度環境の下で生成されますが、地殻を構成する主成分であるアルバイト(albite/曹長石-そうちょうせき)が高圧環境で分解され、クリスタルとジェダイトを形成すると考えられています。
ジェダイトの色
ジェダイトの色は、内部に含まれる微量の鉄やクロムの影響を受け、白、緑、青緑、ピンク、ラベンダーなど多様に変化します。近年発見された「オルメックブルー」(Olmec Blue)というジェダイトは青緑の代表格で、また深緑色のジェダイトは特に「クロロメラナイト」(chloromelanite)と呼ばれることもあります。均一な半透明ではなく、不透明と透明の部分が1つの石の中で混在しています。
ジェダイトの語源
ジェダイトと言う名は、スペイン語の「piedra de ijada」(側面の石)という語がフランスで「l'ejade」に変化して生まれました。体調が悪い人の体側面をこの石でこすると、腎臓結石が治せると信じられていたためにこうなったようです。
ジェダイトの産地
ジェダイト(硬玉)の主な産地は、アメリカ・カリフォルニア州、ニュージーランド、ミャンマー、ロシア、グアテマラ、メキシコ、カザフスタン、アラスカ、イタリア、トルキスタンなどです。
北イタリアの石切り場では、新石器時代のものと思われるジェダイト製の斧が発見されています。しかしこの斧は実際の使用には不向きなため、当時は通貨、もしくは贈り物として利用されていたのではないかと推測されています。
北イタリアの石切り場では、新石器時代のものと思われるジェダイト製の斧が発見されています。しかしこの斧は実際の使用には不向きなため、当時は通貨、もしくは贈り物として利用されていたのではないかと推測されています。
ジェダイトの動画
以下でご紹介するのは、ジェダイトの原石動画です。