ゾイサイトの組成

- 分類:ケイ酸塩鉱物
- 組成:Ca2Al3(SiO4)(Si2O7)O(OH)
- 結晶系:斜方晶系
- 色:灰、黄、ピンク、青
- 光沢:ガラス光沢
- モース硬度:6.5
- 比重:3.3
ゾイサイトの特徴
ゾイサイト(和名は灰簾石-かいれんせき)は緑簾(りょくれん)石グループに属するケイ酸塩鉱物の一種です。変成岩やペグマタイト中で多く発見されます。
名前はスロベニアの科学者・ジグムント・ゾイスにちなんで命名されました。1805年、スロベニアのザオアルペ山脈でこの鉱物を発見した鉱物ディーラーのシモン・プレシェーレンが、ゾイス氏の元にこの鉱物を持参したことから、発見地にちなんで「ザオアルパイト」(saualpite)と呼ばれていた時期もあります。
「クリノゾイサイト」(clinozoisite/単斜灰簾石-たんしゃかいれんせき)は、成分は同じでも結晶構造の違う同質異像の鉱物です。
ゾイサイト(灰簾石)の色は青、すみれ色、緑、茶色、ピンク、黄色、グレー、無色など多様で、無色のものは宝石として好まれ、また半透明から不透明なものは主として彫刻等に用いられます。
変成岩の一種「アニョライト」(anyolite)を構成しているのは、緑のゾイサイトと黒の「チェルマカイト」(tschermakite)、そしてルビーの結晶です。アニョライトに含まれるルビーは、宝石になるほど上質なものはめったにありませんが、ゾイサイトの緑と見事なコントラストを織り成し、独特の美しさをかもし出します。
また、マンガンを含むものをチューライト(thulite、桃簾石)、バナジウムを含むものをタンザナイト(tanzanite)と呼称します。
ゾイサイト(灰簾石)の主な産地はタンザニア(主にタンザナイト)、ケニア(主にアニョライト)、ノルウェー(主にチューライト)、スイス、オーストリア、インド、パキスタン、アメリカのワシントン州などです。
名前はスロベニアの科学者・ジグムント・ゾイスにちなんで命名されました。1805年、スロベニアのザオアルペ山脈でこの鉱物を発見した鉱物ディーラーのシモン・プレシェーレンが、ゾイス氏の元にこの鉱物を持参したことから、発見地にちなんで「ザオアルパイト」(saualpite)と呼ばれていた時期もあります。
「クリノゾイサイト」(clinozoisite/単斜灰簾石-たんしゃかいれんせき)は、成分は同じでも結晶構造の違う同質異像の鉱物です。
ゾイサイト(灰簾石)の色は青、すみれ色、緑、茶色、ピンク、黄色、グレー、無色など多様で、無色のものは宝石として好まれ、また半透明から不透明なものは主として彫刻等に用いられます。

また、マンガンを含むものをチューライト(thulite、桃簾石)、バナジウムを含むものをタンザナイト(tanzanite)と呼称します。
ゾイサイト(灰簾石)の主な産地はタンザニア(主にタンザナイト)、ケニア(主にアニョライト)、ノルウェー(主にチューライト)、スイス、オーストリア、インド、パキスタン、アメリカのワシントン州などです。
ゾイサイトの動画
以下でご紹介するのは、ゾイサイトの代表格であるタンザナイトとアニョライトの動画です。1本目に登場するタンザナイトのスペックは12 x 11 x 8 mm/8.39カラット/バリオンカットです。