ペリドットの組成

- 分類:ケイ酸塩鉱物
- 組成: (Mg,Fe)2SiO4
- 結晶系:斜方晶系
- 色:黄緑
- 光沢:ガラス光沢
- モース硬度:7
- 比重:3.2-3.8
ペリドットの特徴
ペリドットの産地
ペリドットの産地は、アメリカのアリゾナ州、ハワイ州、ネバダ州、ニューメキシコ州、オーストラリア、ブラジル、中国、ケニア、メキシコ、ミャンマー、ノルウェー、パキスタン、サウジアラビア、南アフリカ、スリランカ、タンザニアなどです。
またペリドットは、宇宙より飛来した隕石中に含まれる唯一の宝石であり、有名な「パラサイト隕石」からも採取されています。「パラサイト隕石」とは、1772年、ロシア人の探検家パラス氏がペテルブルクに持ち帰った、クラスノヤルスクという場所で発見された重さ800キロの巨大な隕鉄塊のことです。
またペリドットは、宇宙より飛来した隕石中に含まれる唯一の宝石であり、有名な「パラサイト隕石」からも採取されています。「パラサイト隕石」とは、1772年、ロシア人の探検家パラス氏がペテルブルクに持ち帰った、クラスノヤルスクという場所で発見された重さ800キロの巨大な隕鉄塊のことです。
ペリドットの色
ペリドットには色のバリエーションがなく、唯一オリーブグリーンのみを示す数少ない鉱物の1つです。
緑の濃さを左右するのは、結晶内部に含まれる鉄イオンの量ですが、黄色味の強いオリーブグリーンや、茶色味の強いオリーブグリーンが存在するのは、この鉄イオンのせいです。ちなみに、暗みのあるオリーブグリーンが最高評価を受けます。
ペリドットの緑は他の宝石と間違われることがあり、特にエメラルドとの混同は、ヨーロッパの多くの教会で見受けられます。中でも、ケルン大聖堂で「東方の三賢者」(Three Magi)と呼ばれる三つの聖堂に飾られているペリドットは、エメラルドとの誤解が元だと言うことです。
緑の濃さを左右するのは、結晶内部に含まれる鉄イオンの量ですが、黄色味の強いオリーブグリーンや、茶色味の強いオリーブグリーンが存在するのは、この鉄イオンのせいです。ちなみに、暗みのあるオリーブグリーンが最高評価を受けます。
ペリドットの緑は他の宝石と間違われることがあり、特にエメラルドとの混同は、ヨーロッパの多くの教会で見受けられます。中でも、ケルン大聖堂で「東方の三賢者」(Three Magi)と呼ばれる三つの聖堂に飾られているペリドットは、エメラルドとの誤解が元だと言うことです。
ペリドットの語源
ペリドットの語源は定かではありませんが、アングロノルマン語でオパールの一種を指す「pedoretes」、もしくはアラビア語で宝石を意味する「faridat」が変化したものではないかと考えられています。
ペリドットの動画
以下でご紹介するのはペリドットの動画集です。前者はポルトガル産/14.89カラット、後者はパキスタン産ミントグリーン/11x9x7mm/6.2カラットです。